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​​オークション出展作品

2021年11月24日~27日にかけて開催されるアートギャラリー・オークションイベント「アートとの出逢い~アートに価値が生まれる瞬間~」のオークション部門(11月27日開催)に出展される作品11点です。すべての作品は1万円から競りをスタートし、最も高値をご提示されたお客様にご購入(落札)いただけます(イベント終了後のお渡しになります)。

参加のご予約はこちら(Googleフォームに飛びます)。

〈購入方法〉

①落札後、当該作品のアーティストより請求書が発行され、学生がご購入者様へお渡しいたします。

②ご購入者様より、直接アーティストの口座にお振込みいただきます。

​​※振込手数料はご購入者様負担となります。お振込みの際にお確かめください。

③アーティストがご購入者様からの入金を確認後、アーティストからご購入者様に直接、着払い宅急便にて配送いたします。

また、出展作品の事前入札も受け付けております(事前入札はこちら。Googleフォームに飛びます)。

​事前入札の上落札された場合、請求書はご登録いただいたメールアドレスに送信いたします。

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A1
7月19日/本城葵

メディア:吉祥麻紙、岩絵具

サイズ:34×19cm

空シリーズの一部の作品。淡いオレンジの日の光が、夜の空にもう少しで覆われ、「1日の終わり」の一瞬を捉えている。空は、描けば描くほど違った綺麗さがある一方で、終わりも分からないから難しい。しかし、空と心はリンクしていて、心が終わると絵(空)も終わる。終わりが違うから、同じ空の絵でもそれぞれの空は違うのだ。松井冬子、川端龍子の強くて上品な作品や生き様に影響を受けた作者は、「自分の心」に問いながら、空を描き続けている。

A2
カバの子供/津田翔一

メディア:ケント紙に色鉛筆
サイズ:22×28cm(額有)
寝ている大人になりかけのカバが描かれた作品。カバの複雑な肌質と彩色が色鉛筆で詳細に表現されており、「リアリティ」と「可愛らしさ」が共存している。また、カバの子供の全身だけが画面中央に収められていることで、標本画のような理科美術的側面も楽しめる。津田氏はこの作品に対し、「動物が好きな方や子供がみたらどのような反応をするのか思い浮かべながら、おもいを込めて描いた小さな作品です」とコメントしている。

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​A3

駆ける電車/田中佑

メディア:パネルに綿布、油彩

サイズ:41×27.3cm

滋賀県の田園風景を走る電車。小麦色に輝く畑と緑豊かな山、真っ青な空に映える雲の中を駆け巡る電車など色彩表現豊かで、より一層夏の爽快感を表現している。細かい色彩表現からなる色のコントラストと空気感を漂わせるリアルな描き方が特徴。

A4
Alive/山田絢子

メディア:キャンバスにアクリル
サイズ:31.8×41cm
私たち人類とは遥か遠く、深い海の底で暮らすシロナガスクジラを描いた作品。このシロナガスクジラはどこまでも広がる青空のように透き通っており、悠々と泳ぐ彼らの自由さが感じられる。対して海は引きずりこまれるような濃い青色で描かれており、濃淡による青色の無限の可能性が見えてくる。そして、ふと死を思わせるかのように骨格を重ね合わせることで、哺乳類最大生物である彼らも私たちと同じようにこの地球に生まれ、やがて死んでゆくことに気付かされる。

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​​A5

夢見る水面/灘日波乃

メディア:キャンバスにアクリル
サイズ:54×44cm
「水が夢を見るならば…」と、想像したイメージを形にし、水面から湧き出る不思議な夢を描いている。元々は、落書きとしてノートの切れ端に書き始めたものを、キャンバスへと発想を膨らませた。マーブリングは、二度と同じ模様ができない、世界に一つだけの色彩である。絵具本来の色の鮮やかさを損なうことなく、水の明暗を独特な色合いで表現している。

A6
Dance-dance7/キリコカ

メディア:キャンバスに油彩
サイズ:41cm×32㎝
"Dancing with you" シリーズ。花が華麗に舞い落ちるかのように、軽やかでリズミカルなダンスを表現した作品。ダンスの音楽やステップが大胆なタッチと明瞭な色彩、濃淡・質感の対比により引き立たされて描かれ、その躍動感に目を奪われる。男女そして男女を超えたidentity、多くの感情が調和した色となり交錯する様子には、抽象画ながら作者の出生地であるフランスに発した印象派作品のような輝きを見出せる。

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A7

​冷たい日陰/古谷葵

メディア:キャンバスに油彩

サイズ:18cm×14.2cm

「花も暑くては早く枯れてしまうらしい。外の強い日差しに対して、冷房を効かせた室内は涼しく、肌寒いくらいだ。氷を入れた花瓶はさらによく冷えている。でも、鮮やかで光のような花は太陽を全身に浴びたいだろう。」

明るく鮮やかな色を多く含みながら、全体の色彩としては、どこかもの悲しさを感じる作品。室内という安定した環境に置かれる花は美しく健やかだが、冷気に包まれる寒々しさもある。

A8
穴か空(グレー)/中村未来

メディア:リトグラフ

サイズ:50×39cm

空間と解放。たおやかな佇まい、時の移ろい。20世紀抽象絵画の巨匠アルバースの《正方形讃歌》を彷彿とさせる本作は、直線という限定的表現にも関わらず無限の広がりを持つ。

水平線のような自然界にある直線が好きである。描かれたものが空間に見え、もしくは時間で揺れ動くように。何にもとらわれず自由に広がっていくように。

 夕暮れ、夜明け。輪郭線は生命を持ち、時の経過を表現した直線の一本が、壮大なスケールをもって鑑賞者を包み込む。

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A9
Tempting the devil-snake/洲間大輝

メディア:ベニヤ合板、アクリルインク、オイルパステル、エアブラシ、シルクスクリーン
サイズ:41.4×56.4cm
聖書より「創世記」のアダムとイブをそそのかす蛇を描いた作品。また作者自身が、幼いころ蛇を飼っていたことにも関係している、思いの詰まった作品である。私たち人間も、その他の動物も時代によって変化し、それぞれに思い出や愛情があることを、蛇や合板に移した新聞で表現している。

A10
近くて遠い存在#2106/向井淳二

メディア:パネルにアクリル、樹脂、インクジェット、コラージュ、顔料

サイズ:22.2cm×27.3cm

『近くて遠い』という名称を入れた作品のひとつ。故郷である鹿児島を訪れた際に出会った“身近な存在”である子猫をモチーフにデジタルで描かれた作品。そのデータがプリントアウトされた印刷物となり、支持体に転写されたのちにアナログで描いてタッチアップする事によって、その過程の中で『描く行為』そのものが変質しているので、モノの見方についても問いかけとなるものになっている。敢えてモチーフの猫を曖昧にする事で、現代社会で進むデジタル技術の持つ記憶の鮮明さ明瞭さとは逆の、人の記憶そのものの不鮮明さ、不明瞭さを表現している。

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A11
recent micro-refreshing sea of trees /Anda

メディア:キャンバスにアクリル・ボールペン
サイズ:53.0×43.5cm、499g
作者コメント:
「昨今のコロナ事情から、人間が抑制されて自然の免疫が働いているような印象を覚えました。今の生活だけ見ると不便ですが、地球の中の歴史にいる実感が湧いた体験だったので、記録に残すために爽やかに栄える樹海を描きました。」
目の細かい網に絵の具をこすりつけて偶然発生する形を利用したモダンアートの技法=スパッタリングで自然の躍動感を表し、白や青を用いた清らかな色彩は混沌とする社会の中で生きる鑑賞者の心を癒す効果を生んでいる。

オークション販売作品: 研究
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