古谷葵
- tfm2agu
- 2021年10月20日
- 読了時間: 1分
更新日:2021年11月21日
〈ギャラリー出展作品〉

G7「日向の色彩」
値段:44,000円
メディア:キャンバスに油彩
サイズ:27.3×27.3cm
「茎を折り、枯れた葉をむしった花束を冷たい花瓶に入れ、花を触る。ざらついていて滑らかな感触が手に残り、少し癖のある花の匂いがしている。花と葉と茎と水とがこの部屋の空気と混ざり合っていく。そして、それぞれが持つ色同士が遊ぶように刺激しあう。」
空間の色彩とフォルムの自由さによって、あたたかく瑞々しい花の様子が表現されている。油彩の厚みが見える滑らかなタッチは、花が水を吸い上げ、生き生きとした様子を醸し出す。
〈オークション出展作品〉

A7「冷たい日陰」
メディア:キャンバスに油彩
サイズ:18×14.2cm
「花も暑くては早く枯れてしまうらしい。外の強い日差しに対して、冷房を効かせた室内は涼しく、肌寒いくらいだ。氷を入れた花瓶はさらによく冷えている。でも、鮮やかで光のような花は太陽を全身に浴びたいだろう。」
明るく鮮やかな色を多く含みながら、全体の色彩としては、どこかもの悲しさを感じる作品。室内という安定した環境に置かれる花は美しく健やかだが、冷気に包まれる寒々しさもある。
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